[2015.11.24] ドイツ・ライプニッツ研究所・ポツダム大学よりProf. Dr. Susanne Baldermannが来訪されました。
ドイツ・ライプニッツ研究所・ポツダム大学よりProf. Dr. Susanne Baldermannが、2015年10月7日静岡大学静岡キャンパスを来訪され、グリーン科学技術研究所朴所長と創造科学技術大学院渡邉院長を表敬訪問されました。Balderman教授は、植物、食品のカロテノイド起源の香気成分、カロテノイド、アントシアニン等の色素について、分析化学、生合成の研究を推進しています。本学創造院、グリーン科学技術研究所の研究者と上記分野での共同研究を推進し、多くの共著論文を有しています。また、ドイツの大学・研究機関と本学の研究者、学生交流にもご尽力していただいています。静岡大学創造科学技術大学院客員准教授もされており、創造科学技術大学院の研究交流・学生交流の活動の一環として、今回共同研究の打合せを行いました。
[2015.11.20] フランス・モンペリエ第2大学Ziya Günata教授による特別講演を開催しました。
創造科学技術大学院の「超領域分野における国際的若手人材育成プログラム」の一環として、2015年9月3日、4日フランス・モンペリエ第二大学Ziya Günata教授が、静岡大学静岡・浜松両キャンパスを訪問され、タイトル「Flavor compounds in rice and factors involved in 2-Acetyl-1-Pyrroline formation, compound developing characteristic flavor of aromatic rice varieties」の特別講演を行いました。
今回の訪問は、創造科学技術大学院渡邉修治院長によって企画され、創造科学技術大学院の学生ならびに若手研究者の創造性と国際性を育み、両大学間の学術交流や共同研究を発展させるのが目的です。
Günata教授は、INRA (French National Institute for Agricultural Research) Mopellierのワイン研究所においてワイン醸造、ワインの香りについてご研究後、モンペリエ第2大学に移られてからは、ワイン・コメの香りについて研究されており、渡邉院長とも共同研究をされています。
特別講演で、Günata教授は、ワイン香気生成機構、コメの香気生成機構を説明されました。日本ではなかなか聞くことのできない南フランスの香りの話に、学生たちは大変興味深く聴講していました。博士課程学生や若手研究者、教員も参加し、合わせて42名の出席がありました。
また、創造科学技術大学院渡邉修治院長を表敬訪問された際には、創造科学技術大学院や「超領域分野における国際的若手人材育成プログラム」の概要説明を受け、今後の両大学の交流活動について意見交換をされ、大変有意義なものとなりました。
[2015.07.29] マレーシア・テーラーズ大学Edwin Chung先生による特別講義を開催しました。
創造科学技術大学院の「超領域分野における国際的若手人材育成プログラム」の一環として、6月2日から5日までの4日間、特別講義及び意見交換のためにマレーシア・テーラーズ大学工学研究科兼テクノロジーイノベーションセンター長Edwin Chung准教授が静岡大学浜松キャンパスを訪問されました。
今回の訪問は、創造科学技術大学院鳴海哲夫准教授によって企画され、創造科学技術大学院の学生ならびに若手研究者の創造性と国際性を育み、両大学間の学術交流や共同研究を発展させるのが目的です。
昨年度から静岡大学は、テーラーズ大学工学研究科長Al-Atabi教授の訪問や、テーラーズ大学にて国際ワークショップ共同開催を行うなど、大学間の親交を深めています。
Edwin先生の特別講義「Engineering Design & Innovation」は、浜松キャンパスで3日間にわたって開講され、初回に学内から研究者・大学院生・学部生合わせて32名が参加しました。講義の中でEdwin先生は、発想を転換することで、今あるものの価値を高めたり、新たな機能を付加したり、様々なシステムを作り出すことができることや、開発した製品を商品化する上で重要なマーケティング戦略や効果的なプレゼンテーション法などを教授され、学生からの質問に熱心にお答えになっていました。聴講した学生にとってこれからの研究やものづくりにおいて大いなるヒントを得たように思われました。
また、創造科学技術大学院渡辺修治院長を表敬訪問され、創造科学技術大学院や「超領域分野における国際的若手人材育成プログラム」の概要説明を受け、今後の両大学の交流活動について様々な意見交換ができ、大変有意義なものとなりました。
今回の訪問によって、テーラーズ大学と静岡大学の関係構築が今後より一層発展することが期待されます。
[2015.02.23] 国際シンポジウム「2015 International Symposium toward the Future of Advanced Researches in Shizuoka University」を静岡大学浜松キャンパスにて開催
静岡大学の研究と博士課程学生の教育を牽引している電子工学研究所、グリーン科学技術研究所および創造科学技術大学院の3部局が共同して開催する国際シンポジウム2015 International Symposium toward the Future of Advanced Researches in Shizuoka University ~Joint International Workshops on Advanced Nanovision Science / Advanced Green Science / Promotion of Global Young Researchers in Shizuoka University~ が、1月27-28日に静岡大学浜松キャンパス佐鳴会館において開催されました。
本シンポジウムでは『静岡大学における研究の将来ビジョンとグローバル化における戦略構想の創成』をテーマとして、海外から28名、国内からは5名を本学に招待し、本学からは、三村秀典電子工学研究所所長、朴龍洙グリーン科学技術研究所所長、永津雅章創造科学技術大学院長をはじめ、教員、博士課程・修士課程学生ポスドクなど総勢174名が参加しました。
27日初日は、伊東幸宏学長の挨拶、碓氷泰市理事の講演に続き、東京工業大学の細野秀雄教授に基調講演をいただき、のべ200名以上の聴講者がありました。その後、それぞれの部局から推薦の4名の国内外招待講演者よりご講演をいただき、本学からは川人祥二教授、河岸洋和教授、渡邉修治教授が講演を行い、本学の研究力や博士課程の国際的人材育成について発信することができました。また、若手研究者や学生によるポスターセッション(50件)が行われ、日頃の研究の成果を発表しました。初日ウエルカムパーティの席上で行われたポスター発表優秀賞授与式では、大学院自然科学系教育部2年のTomy Abuzairiさん(ナノビジョン工学専攻)が最優秀賞を受賞し、他5名が優秀賞を受賞しました。
28日(2日目)は、文部科学省研究振興局振興企画課学術企画室長中野理美様より「学術研究の総合的な推進方策について」のご講演をいただき、200名を越える参加者がありました。そして、海外の招待講演者12名よりご講演をいただき、盛況のうちに閉会となりました。
今回のシンポジウムは、3部局共催ということもあり、最先端の光電子デバイス・材料から環境・バイオ分野に至る広範な学術分野にわたりましたが、卓越した招待講演者の研究発表と静岡大学の研究成果を網羅した発表により聴講した学生にとっては、以前よりも増して研究のモチベーションを上げる機会になったことと思われます。静岡大学は、これからも研究力の強化とグローバル人材育成の教育を推進・展開していくことを目指しています。
今回のシンポジウムで講演していただきました招待講演者の皆様、関係者の皆様に、この場をお借りして、厚く感謝申し上げます。