海外大学との連携

インターアカデミア

概要

静岡大学は、中東欧の主要11大学と、2002年以来毎年国際会議を共催しています。大学間の国際活動を活性化するため、研究を通した交流を基に、国際的な人材を育成しており、InterAcadmiaコミュニティーに基づいたダブルディグリー特別プログラムも実施されています。また、他の研究機関、企業からの参加者も受け入れ、交流促進のためのイベントも行われます。

平成27年度は、静岡大学主催でアクトシティー浜松コングレスセンターにてインターアカデミア2015が開催され、海外からの参加者40名以上と企業からの参加者、教職員、学生を含む合計145名の参加がありました。

インターアカデミアの大きな成果の一つである若手研究者の育成においては、本学ではこれまでにインターアカデミアの交流を元に、20名を超す博士課程のダブルディグリープログラム(DDP)生を受け入れています。インターアカデミア加盟校から本学創造科学技術大学院博士課程で5名が学んでいます。(2015.10.23時点)また、本学からは多くのインターアカデミア加盟校に交換留学生(学士・修士)を派遣しています。

本プログラムでの支援

  • 東欧インターアカデミア大学群とのナノビジョンサイエンス、オプトロ二クスサイエンス、インフォマティクス分野における共同研究推進と博士課程学生、研究者の交流。
  • 国際インターンシップ実施
  • DDPの加速化

詳細はこちらをご参照ください:「Inter-Academia Community」

TUBS

概要

ブラウンシュバイク工科大学と静岡大学は、2010年にDDPに関する協定を締結し、その後はDAADプログラム、SS,SVプログラム等各種プログラムの支援を受けて、日独双方での合同シンポジウムを開催し、学生、研究者間の交流を深めています。2009年には教員8名学生5名を、2011年には教員9名学生5名を静岡大学での国際シンポジウムに招聘し、2010年にはブラウンシュバイクで行われた国際シンポジウムに、静岡大学より教員12名学生6名が参加しました。

この期間に静岡大学より2名の博士課程学生がDDP学生として派遣され、うち1名はダブルディグリーを取得しました。

2010年から2014年にかけて、DAADプログラムによって本学から10名の学部生、修士学生、博士学生がそれぞれ3~5ヶ月の期間TUBSへ派遣されました。また、TUBSからも12名の学部生、修士学生、博士学生がそれぞれ1~5ヶ月の期間来日し、創造科学技術大学院所属の教員の元、共同研究を行いました。

SVプログラムにより、2011年には3名、2012年には2名の学生を派遣し、SSで1名を受け入れ、2013年11月の超領域国際シンポジウムにはTUBSから2名の教員を招聘してナノバイオ分野の講演を頂きました。

2014、2015年度もドイツからの研究者の招聘、本学教員の渡独が活発に行われています。

慶北大(韓国)

概要

慶北大学と静岡大学は、日韓双方での共催シンポジウムを開催し、教員、学生間の交流を深めてきました。静岡大学との間には共通のTV会議システムが導入済みであり、今後の共同研究推進の基礎も据えられています。

2010年にDDPに関する覚書を締結し、慶北大学より1名の学生をDDP学生として静岡大学へ受け入れ中です。2009年には静岡大学より教員6名学生5名を慶北大学で行われた国際シンポジウムへ派遣しました。SS・SVプログラムの支援もうけて、2011年には教職員9名学生19名を派遣して、韓国で共催シンポジウムを開催し、その後静岡大学で行われた国際シンポジウムへは教員3名学生5名を招聘しました。

この間に、慶北大学からDDP学生1名を受け入れ、2015年に静岡大学とのダブルディグリーを取得しました。

2012年にはSVで4名の学生を派遣、2014年度の国際シンポジウム、学生ワークショップには、慶北大学から教員1名学生1名を招へいしました。さらに、2015年度の国際シンポジウムにも、慶北大学より1名の学生が参加し、さらなる共同研究の機会を広げています。

参加者レポート

釜山大(韓国)

概要

韓国の名門である釜山大学とは、静岡大学の電子工学研究所が日韓双方で毎年Student Workshopを開催しており、共同研究論文も執筆されています。2010年には自然科学系部局とのDDPに関する覚書も締結され、さらなる共同研究の加速が期待されています。SVプログラムにより、2011年には3名、2012年には4名の学生を派遣しました。

2013年の超領域シンポジウムには2名の教員を招聘して、グリーン科学分野、および極限画像分野の講演を頂きました。

2012年に1名の博士課程学生を受け入れ、静岡大学にて学位を取得し、現在も本学で研究を続けています。2013年には2名の特任助教、1名の修士課程学生を、2015年にも1名の修士課程学生を釜山大学から迎え、ナノバイオグループでの研究を盛り上げています。

2014年の静岡大学主催国際シンポジウム、学生ワークショップには、教員2名学生5名が釜山大学から参加し、2015年の国際シンポジウムにも、学生1名が参加しており、静岡大学と釜山大学の共同研究、共同教育は加速を続けています。

「2015 International Symposium
toward the Future of Advanced Researches
in Shizuoka University」ポスター発表授与式

参加者レポート

浙江大(中国)

概要

浙江大学と静岡大学間では、合同シンポジウムの開催等により教員学生間の研究交流が行われており、共同研究論文も執筆されています。

2011年にはDDPプログラムの支援のもと、静岡大学より教職員6名学生14名が浙江大学での合同学生ワークショップに参加し、静岡大学で行われた国際シンポジウムへは、SS・SVプログラムの支援も受けて、教員3名学生5名を招聘しました。また、2012年には、教職員6名学生13名が浙江大学での合同学生ワークショップに参加しました。また、2012年には、教職員6名学生13名が浙江大学での合同学生ワークショップに参加しました。

2013年の超領域シンポジウムには1名の教員を招聘して、グリーン科学分野の講演を頂き、2014年の静岡大学主催国際シンポジウム、学生ワークショップには、教員2名学生4名が浙江大学から参加され、2015年の国際シンポジウムにも、学生2名が参加しています。

2016年には、静岡大学より教員2名が浙江大学ナノバイオセンターを訪問しており、今後の共同研究の道筋が期待されます。

参加者レポート

ベンガル湾諸国

静岡大学では、マレーシアをはじめとするベンガル湾諸国(インドネシア、タイ、ミャンマー、バングラデシュ、インド、スリランカ)に加え、ベトナム、フィリピンから、静岡大学創造科学技術大学院への留学生派遣・受入れの推進を計画しています。静岡大学は、ベンガル湾諸国(BB7)に参画する大学との協定締結を推進しています。

マレーシア

テーラーズ大学

テーラーズ大学と静岡大学は、2014年度はテーラーズ大学で共催ワークショップ『Global Green Challenge Program (GGCP)』を開催し、教員・学生間の交流を深めてきました。

2015年度テーラーズ大学Taylor’s Universityと静岡大学の大学間学術交流協定を締結しました。2014年度はテーラーズ大学工学部長、2015年度はテーラーズ大学副学長を招へいしました。今後も静岡大学はテーラーズ大学との交流を活発に推進していく予定です。

共催ワークショップ『Global Green Challenge Program (GGCP)』

インドネシア

インドネシア大学

2014年度は、インドネシア、インドネシア大学との国際会議The 2nd International Conference on Nano Electronics Research and Education (ICNRE2014)を静岡大学で開催し、主にインドネシア大学とインドネシア機関からの参加者25名を含む、合計81名が参加しました。ICNEREは静岡大学とインドネシア大学が協力して開催する国際会議で、今後も隔年にインドネシアと日本で交互に開催していくことで合意されています。

2015年度インドネシア大学から1名の研究者を招へいし、本学教員と共同研究を進め、大学間交流を深めています。

インドネシアからは、7名の留学生が創造科学技術大学院博士課程で学んでおり(2015.10.23時点)、2014年度は、インドネシアの留学生6名が創造科学技術大学院の博士の学位を取得しました。

ICNERE2014浜松キャンパス開催 集合写真
ガジャマダ大学

2015年度は、ガジャマダ大学に2名の教員を派遣し、創造科学技術大学院で進めているダブルディグリープログラム(DDP)の概要説明やグリーン科学研究所の組織・研究紹介を行い、今後の学生・研究者交流について意見交換しました。2016年には、創造大学院共催の静岡大学国際シンポジウムに、ガジャマダ大学3名の研究者と学生を招聘し、研究発表・共同研究・DDP協定について意見交換を行い、交流を推進しています。

タイ

タイにおいては、カセサート大学(Kasetsert University)にて、静岡大学、チュラロンコン大学、カセサート大学、シーナカリンウィロット大学の各研究者が一同に会し、「Thailand-Japan Joint Symposium」の共催シンポジウムを開催しました。(2015.3.5.)チュラロンコン大学では、理学部微生物学科と、静岡大学とでダブルディグリー制度に向けた話し合いが行われ、今後も一層の大学間交流の進展が期待されています。

「Thailand-Japan Joint Symposium」

バングラデシュ

バングラデシュ工科大学(BUET)

2014年度バングラデシュへ教員1名を派遣し、創造科学技術大学院とバングラデシュ工科大学(BUET)工学部における学部間協定について話し合いの場が設けられ、バングラデシュ工科大学工学部長から部局間協定 (MoU) の同意の署名をいただきました。2015年静岡大学主催の国際シンポジウムに教員1名を招へいし、共同研究を行っています。2016年引き続き共同研究のため教員1名を招へいし、共同研究の機会を広げ、大学間交流を進めています。

バングラデシュからは、本学創造科学技術大学院博士課程で19名の留学生が学んでおり(2015.10.23時点)、2014年度は、バングラデシュの留学生2名が創造科学技術大学院の博士の学位を取得しました。

インド

スリ・ラマサミー・メモリアル大学 (SRM大学)

2013年3月静岡大学は、インドのスリ・ラマサミー・メモリアル(SRM)大学と大学間協定を締結しました。2014年度は、SRM大学へ教員8名研究者4名を派遣し、静岡大学とSRM大学はダブルディグリー協定締結を行いました。SRM出身の学生2名が創造科学技術大学院を修了し、博士の学位(工学)を取得しました。静岡大学とSRM大学のさらなる強い協力体制を構築するために、国際共同研究を実施し、客員教授制度、ダブルディグリー制度などを活用する予定です。共催の国際会議ICONNを継続的に実施する他、SSSVや科学技術振興機構(JST)の日本・アジア青少年サイエンスプランを利用し、教員と学生の交流・連携を深めています。

SRM大学におけるダブルディグリー協定締結式

参加者レポート

その他


参加者レポート