その他のプログラム

ブダペスト工科経済大学 Viola Nagygyörgy ハンガリー
中国科学院 Hongjian Zhou 中国
華南理工大学 Ma Juan 中国
西江大学 Taek Lee 韓国
Shoals Rodrigues Chitra Ramphul モーリシャス
トリブバン大学 Mohan Prasad Niraula ネパール
インドネシア大学 Catur Apriono インドネシア
マレーシア プトラ大学 Fatma Azwani マレーシア
マレーシア プトラ大学 Siti Aqlima Ahmad マレーシア
バングラデシュ工科大学 Mohammad Jellur Rahman バングラデシュ
タマサート大学 Kittipong Chainok タイ
静岡大学 大矢恭久 日本
二又裕之
海老原孝雄
鈴木研志

Viola Nagygyörgy

ブダペスト工科経済大学

シンポジウムについて

私のプレゼンテーションは、グレッツェル型太陽電池の電解質の熱分析についてでした。この太陽電池については、いくつかの国で過去数十年間広く研究されています。私はギリシャの同僚と共に数年間この研究に携わっています。今回の静岡でのイベントは、同様の研究テーマを扱う人たちと最新の成果について議論する絶好の機会となりました。

静岡大学について

大学は、キャンパス内に緑の多い素敵な丘陵地に位置しています。ホテルから大学へはバスで簡単にアクセスできました。大学は設備が整っており、静岡大学の学生のプレゼンテーションを聞くと、その研究分野、使用している機器、及び結果のすばらしさが理解できました。シンポジウムに使用された部屋は必要なすべての機器が備わっていました。を用いて調製しました。主催者の良い準備により、シンポジウムの間中全く問題は起こらず、すべてがスムーズに進みました 

日本について

私は、以前、非常に短い休暇で日本に滞在したことがあり、その文化や伝統に魅了されていたので、今回再び来日し、富士山を見る機会を持てて本当に幸せでした。今回は日本の生活をより近く感じる経験ができ、これは得難い経験でした。再び日本を訪れる機会を楽しみにしています。

自分の将来への影響について

このシンポジウムで、研究分野や国籍が多種多様に違う研究者のプレゼンを聞くことができ、非常に感動しました。私たちは皆、他の人のプレゼンテーションを聞き、私たちの職業にはなんと大きな多様性があるかということを学ぶことができました。他の参加者との会話から、自分の研究を別の観点から見ることができたことも、素晴らしい経験となりました。

Viola NagHongjian Zhou

中国科学院

シンポジウムについて

2016 International Symposium toward the Future of Advanced Researches in Shizuoka Universityに招待して頂いたことを感謝しています。シンポジウムはとても楽しいもので、静岡大学で私の最近の研究活動を紹介できたことにも感謝しています。

静岡大学について

静岡大学は工学分野、創造的な技術、次世代技術の革新的発明で有名です。キャンパスは美しく、交通の便も良いところです。

日本について

私は静岡に3回滞在したことがあり、今回は3日だけでしたがとても楽しい時間を過ごせました。私はこの都市が好きです。ほかの都市も訪問できるような、別の機会があることを願っています。

自分の将来への影響について

静岡大学との共同研究が続いて行くことを願っています。

Ma Juan

華南理工大学

タイトル

Preparation of high porosity porous mullite ceramics with direct foaming technique and properties

シンポジウムについて

シンポジウムではpreparation of porous mullite ceramicsについて発表しました。このセラミックは、排気ガスや排水中の大きな粒子のフィルタリングに使用でき、機械的強度、高温耐性、低熱膨張係数、原料の豊富さなどの点に優れています。そのため、環境保護分野で非常に重要な役割を果たしています。シンポジウムでは、聴衆はその点に関心を示し、2つの興味深い質問を頂きました。これらの質問は、私の研究についての理解を深め、またその問題点を明らかにしてくれるもので、今後の研究にとって意義のあるものでした。

静岡大学について

静岡大学と関係者の皆さん、特にシンポジウムで話をするよう招待してくださった立岡浩一教授に感謝いたします。、キャンパスの環境は素晴らしいです。静岡大学の学問的な雰囲気、学生や教員の勤勉さはとても印象的でした。

日本について

日本及び静岡大学での経験はとても興味深く、私にとって重要かつ有用でした。日本は素晴らしい国です。日本の環境と人々はとても良い印象で、私に大きな影響を与えました。道路は非常にきれいでゴミ箱は一つもありません。人々はとても上品で、親切で、慎み深いです。いつも笑顔で、公共の場では決して大声で話しません。

自分の将来への影響について

日本と静岡大学への訪問から、研究への意欲が強化され、人生への見方が変化しました。私は日本という国の質から大きな影響を受けました。今後は、自分の研究を、細部に注意しながら行っていきたいです。立岡教授のグループの学生との学術的なコミュニケーションは、今後の研究において示唆を与えてもらうことができる、有用なものとなると思います。さらに共同研究を行っていきたいと望んでいます。

Taek Lee

西江大学

シンポジウムについて

シンポジウムではpreparation of porous mullite ceramicsについて発表しままずはじめに、静岡大学の朴先生に、シンポジウムに招待して頂いたことを感謝したいと思います。シンポジウムでは、ナノテクノロジーの新しい分野である機器バイオエレクトロニクスを紹介しました。何人かの博士課程学生やポスドクが、私の研究についての重要な質問をしてくれました。これらの質問やコメントは、私の今後の研究に非常に有用なものでした。こうしたシンポジウムは非常に有意義な経験となります。

静岡大学について

私は、静岡大学のグリーン科学技術研究所のメンバーは、研究プロジェクトのために非常によく訓練されていると感じました。彼らは、グリーンサイエンスからナノバイオテクノロジーに至るまで、様々な研究分野を扱います。学生は流ちょうに英語を話し、とても親切でした。

日本について

今回私は東京から静岡まで日本の最も素晴らしい交通システムである新幹線と地下鉄を利用して自分で旅行し、「静岡へのセルフガイドツアー」を行ったのですが、そのことを通して日本が親切で丁寧だということを感じました。日本の交通システムは文化です。私は日本にいて日本人と共にいるのを心地よく感じます。

自分の将来への影響について

シンポジウムに様々な国から来た多くの科学者を通して、自分のバイオテクノロジーに対する見方を改善することができました。シンポジウム後、私は朴教授、及びDeo博士と、西江大学と静岡大学間での共同研究プロジェクトについて話し合いました。私は、この共同研究が、意味のある結果を生むと確信しています。

Ramphul Chitra

PhD in Environment and energy systems, Shoals Rodrigues

シンポジウムについて

私は静岡大学で3年前から海洋ウイルスについて研究していました。今回、私の研究テーマ、“Vibrio corallilyticus phages isolated from seawater, Okinawa, Japan” を、2月22日に行われた “2016 International Symposium towards the Future of Advanced Researches in Shizuoka University – Joint International Workshops on Advanced Nanovision Science/Advanced Green Science/Promotion of Global Young Researchers in Shizuoka University” において紹介できてうれしく思います。この研究は、サンゴの生態についての研究では新しい分野であり、現在、抽出した海洋ウイルスが、サンゴの病気に対するファージによる治療に関して有用であるという、非常に興味深い結果が得られています。

静岡大学について

静岡大学で学べたことは、非常に実豊かな経験でした。知識を増やせただけでなく、よりレベルの高い研究に挑戦する機会をとらえ、よく管理されている高度な装置および機器の操作を習得する機会ともなりました。また、大学は国際ワークショップ、セミナー、会議に参加する機会を与えてくれたので、他の研究者たちの交流するの能力と可能性を高めてもらえました。結果として大学は、間接的に、研究者間のネットワークを構築するためのファシリテーターを務めてくれました。

日本について

私は3年以上日本に滞在していましたが、それは素晴らしい経験でした。日本は豊かな伝統と文化を持ち、私はそこから、個人として、またプロフェッショナルとして自分自身を確立するうえで多くを学ぶことができました。ユニークな祭りを伴う四季、人々の礼儀正しさと優しさはこの国の強みです。日本留学から、日本の環境と社会文化哲学についての様々な側面を見る機会を得られました。

自分の将来への影響について

サンゴの生態系は、食料、漁業、観光、レジャーなどの分野で、世界中に巨大な経済効果をもたらしています。サンゴは、膨大な数の海洋生物を養い、二酸化炭素を大量に消費する海洋森林としても知られています。私の研究は、ファージと呼ばれる海洋ウイルスの単離です。これはサンゴの病気感染を生物学的方法で減少させることができます。サンゴ礁生態系は、人類や他の生物にとって非常に重要です。しかし、サンゴの病気は非常に大きな脅威で、毎年、世界的規模でサンゴは失われており、2030年には世界のサンゴ礁の90%以上が危険になると推定されています。(WRI、2010)私たちは、病気のサンゴを放置し、サンゴが失われるに任せていくわけにはいきません。それで、特定のサンゴの病原体に対する特異的なファージを分離する研究が、静岡大学において行われています。

Mohan Prasad NIRAULA

トリブバン大学

シンポジウムについて

2016年1月に、トリブバン大学と静岡大学間の今後の共同研究について話し合うため、Casareto教授が私を静岡大学へと招待してくださったことを嬉しく思います。これは静岡大学への私の三度目の短い訪問となります。Casareto教授により2011年に、鈴木款教授により2015年にも招待されています。それとは別に、博士課程学生として(2002-2005)、客員研究員として(2005-2008、2011-2013)、静岡大学でかなりの期間を過ごしました。その期間、私は静岡大学でCasareto教授や鈴木教授と研究を行いました。私は緩やかな濃縮度の栄養下での、プランクトンコミュニティとそのバイオマスについて、また異なる二酸化炭素分圧レベル下のプランクトンの一次生産やバイオマス中のシアノバクテリアの役割について研究しました。私はまた、異なる濃度や種類の栄養素の下でのプランクトンコミュニティや生態系のダイナミクス、また炭素の流れやフラックスの連携、また異なる二酸化炭素分圧レベル下でのプランクトンバイオマス、およびこれらの役割と応答が地球温暖化とCo2の増加にどのように関連するかについて研究しました。
2016年1月の訪問で、Casareto教授、及び鈴木款教授と学術、及び研究についてのディスカッションを行いました。また、博士課程学生と関心のある学生に、貧栄養水中で、またマイルドな栄養素の濃縮度の下でのプランクトンコミュニティとそのバイオマスについて、また異なる二酸化炭素分圧レベル下のプランクトンの一次生産におけるシアノバクテリアの役割について、プレゼンを行いました。

静岡大学について

私は静岡大学に在学していたので、その学術環境のすばらしさをよく知っています。静岡大学が学術・研究面で成長し続けていることに感銘を受けます。静岡大学は、研究領域を拡大し、研究のための大規模な施設を増設してきました。多くの世界クラスの研究が静岡大学で行われています。
また、実のある共同研究や連携のため、外国人教授や研究者を招待する静岡大学の姿勢も素晴らしいと思います。
外国人学生に対して、教授たちは言語や新しい環境故に起こる個人的な問題にも助けを差し伸べており、自由な学問環境を彼らに提供しています。他の学科の教授さえ、彼らの福祉に気を配り、自由に自信を持って勉強するよう励ましています。また、静岡大学の事務スタッフも留学生の事務的な問題をサポートし、喜んで助けています。

日本について

静岡大学の教員や学生以外とも、日本での滞在中に多くの日本の人々と交流することができ、彼らと社会的、文化的な経験を共有できました。私は、私や他の外国人に対する日本の人々の助けと配慮に感謝します。日本人のほとんどはネパールについて何かを知っており、その文化や伝統について興味を持っていました。食品や服装など、日本文化、伝統について知る機会もありました。私は他の人を尊重し、人を信じる日本人の性質に感謝しています。また、私は寿司が大好きで、日本食を楽しみました。最後に、私は日本人は非常に有用であると思います。私は日本の発展と日本人が自分の仕事に献身的で、責任感を持ち、時間の価値を重視していることに魅了されます。日本での滞在は、とても楽しいものでした。

自分の将来への影響について

今回の訪問は、自分の専門分野と学術的な成長のために非常に重要かつ実りあるものとなりました。静岡大学で行った研究は、自分の研究レベルを向上させ、可能性を広げ、ネパールにおけるプランクトンや生態系ダイナミクスの類似した研究を続ける助けとなっています。
また、多くの新しい教育の技術と研究への新しい視点を静岡大学の教授から学ぶことができ、自分の大学でそれを活用したいと考えています。
プレゼンテーションを通して、静岡大学の学生や研究者と交流することができ、お互いの知識を共有することができました。静岡大学には多くの留学生がおり、私のプレゼンテーションに参加してくれたので、彼らとも交流することができました。
世界各地の気候変動のコンテキストでは、様々な国、大学間で知識を共有し、地球規模の気候生態系の変化、人間の生活への悪影響に共同して対応することが必要です。それで、水生生態系の研究(構造、機能、ダイナミクス)、人間活動の増加に起因する環境条件の変化の下での生態系の応答に関して、静岡大学とトリブバン大学間の共同研究推進について静岡大学の教授と話し合いました。私たちの議論は、植物プランクトンと異なるサイズのグループのシアノバクテリア、動物プランクトンと異なるサイズのグループの従属栄養体を含む他の藻類、および異なる水界生態系での食物連鎖、物理化学的観点からの豊富なバイオマスの調査を主としています。我々はまた、優れた生態系維持のため、これらの生態系の持続可能性やその管理についても議論しています。さらに、プランクトンとそのバイオマスを利用することによるCO2増加に対処するための地元や地域の方法を通じて、気候変動などの地球規模の関心の問題に関する共同研究や静岡大学による支援の可能性について議論しました。

Catur Apriono

インドネシア大学 講師es

研究、日本滞在中の経験について

私が日本に滞在していた時、私は室温で使われるテラヘルツ技術の応用を拡げるためにシリコン素子に基づく高い検出感度テラヘルツ波デバイスの開発に関する研究活動に加わっていました。この研究は、廣本宣久先生と猪川洋先生との共同研究です。私には多くの見識を持ち、静岡大学で利用できる様々な研究施設で、適切に正確に研究をする方法を学びました。私はまた、廣本研究室のすべてのメンバーと一緒にハイキングを楽しむ機会にも恵まれました。私達は、浜松市で浜松城、本多肥後守忠真顕彰碑、東照宮、椿姫観音など徳川家康に関する多くの歴史的遺跡を訪問しました。

静岡大学について

静岡大学、とりわけ浜松市に位置している創造科学技術大学院は、私がテラヘルツテクノロジーについてのPh.D.の勉強のため3年間を過ごして以来、私にとって思い出深いキャンパスです。このキャンパスは、友好的学究的な環境であり、研究や教育のために良い設備と、また非常に良い研究の環境であると私は認識しています。私は、このキャンパスは日本人だけではなく外国人にとっても、勉強や研究をするために便利な場所であると思います。

日本について

私は、日本から、例えば、社会的寛容性、規律、正直さ、健康的な食べ物など、多くのことを学びました。日本で、花見、紅葉、花火、浜松祭りなどの文化的な行事に参加することは興味深いです。日本は先進国の一つですが、それは日本人が日本の伝統を今でもよく守り、維持していることを表しています。ほぼすべての活動がとてもよく管理されて、時間通りになされることに私は感動しました。日本人はまた外国人に対してとても品行方正で、友好的です。

自分の将来への影響について

インドネシアの研究者としてそして学究人として、先進国としての日本で、滞在することと研究を遂行することは、とても価値のある良い機会です。将来、私は、様々な応用のために、テラヘルツデバイスの発展で私の興味関心を続けることを計画しています。この分野は多くの可能性があるので、私は人類の繁栄のためにこの分野で貢献したいと思います。

Fatma Azwani

マレーシア プトラ大学 研究官

タイトル

プログラムは成功であり、ある意味唯一のものでした。

研究、日本滞在中の経験について

日本を再度訪問することは、私にとって非常にわくわくする機会であり、初めの3日間は静岡市で過ごしました。私は、どんなに私が温かく歓迎されたか、また日本での滞在の経験がどんなにすばらしいかにとても驚かされました。超領域分野における国際的若手研究者育成プログラムの下、インターアカデミアアジア2015での私の経験は、専門的そして個人的の両方を大変全うするものでした。シンポジウムおよびその内容について(リポート、パネルなど)が論理的で非常によく構成されていました。初日のプログラムにおいて、「企業が求める人物像について考える-静岡大学のアジアブリッジプログラムが目指すもの」を中心に行いました。

フォーラムは、大学と企業協力における現在の状況を見ます。ビジネスにおける近い協力関係は、学生と社会のニーズを満たし、密接な関係のあるカリキュラムを大学が開発することを手助けします。これは、就職市場のための正しいスキルと考え方を卒業生に与えるのに役立っています。夕方、アソシア静岡ホテルの同じ建物で、歓迎と情報交換グループの懇親会がありました。他の参加者と出会い、研究や意見交換について議論する機会を与えられました。私は、いくつかの日本の企業の何人かの代表者や、アジアからの研究者や学生や、主催者と話をし、ネットワークと交わりで、その夜は終わりました。それは、素晴らしい日の素晴らしいエンディングでした。2日目、私は静岡カンファレンスセンターで、インターアカデミアアジア2015に参加しました。私はそのワークショップで、口頭やポスター研究発表を聞く必要がありました。そして、私は、日本や中国、香港、タイ、ベトナム、インドや他のアジアの国々の若い研究者や教授と会い、私は彼らの報告を聞き、それらの研究について彼らと意思疎通を図りました。インターアカデミアアジア2015は、意見交換のためのミーティングをもって閉会しました。これらは、私にとってアジア中の国々からの研究者と連絡を取るために、研究興味の分野で、お互いによく知ることのできる素晴らしい機会でした。

4日目、私は静岡大学の浜松キャンパスの二又研究室行き、ここで私の訪問の残りの日々を過ごしました。私は、私の仲間の教授、特に二又教授、田代准教授にから温かいおもてなしを受けました。なんと素敵な経験でしょう。彼らは研究室の他のメンバーを私が知るために、素敵なウェルカムパーティーを主催してくれました。私はまた、微生物のグループの研究パートナーとして、金原教授、間瀬教授、新谷准教授、吉田准教授、フェリ ステファノ准教授と研究ミーティングをする機会を持ちました。私達の共有の努力の結果が人類に利益と幸福をもたらすことを望んでいる分子の研究や汚染バイオレメディエーションに関する潜在的研究項目を特に議論しました。私はまた、研究室訪問や彼らの実験の発表で多くの貴重な経験をしました。

静岡大学について

静岡大学で学べたことは、非常に実豊かな経験でした。知識を増やせただ私は静岡大学での雰囲気を楽しみました。大学は、ビジネスの中心地から離れたところに位置し、環境は研究のために良いです。設備は、友好的で学究的な環境のため高度なものであります。国際交流センターはいつも私を可能な範囲で、手助けする用意ができています。研究室のメンバーは、非常に親切で、日本および国際的な学生から成っていて、誰もが快適であると感じる団結した家族のように統一感があるチームを形成しています。講師やスタッフはとても助けになってくれ、大変仕事に献身的です。私の意見では、意欲や活発さで一杯詰まった唯一の研究経験を探し求める間、強い理論的な記録を確立したい学生や研究者にとっては、静岡大学は良い選択です。教授陣の素晴らしいチーム、高い基準の授業、最新の研究機器、面白い研究課題、国際的な環境、国際会議に参加するためや他の研究者と共同研究する良い機会は、静岡大学で一番注目に値する研究環境の特徴です。

静岡大学は、国立大学なので、教育の質は保証されています。さらに、静岡大学は日本の中心に位置し、富士山が位置しています。(東京や名古屋に近く、東京と大阪・京都の間です。)静岡県は、美しく繁栄しています。スズキやヤマハ、カワイ、ローランドのような国際的な会社もまた静岡県に本社があります。静岡大学の教授は、産業界と共同研究しています。(例えば、ソニー、三菱、浜松ホトニクスなど)静岡大学から、本田の創業者と日本のテレビの父、2名の有名人を輩出しています。

日本について

日本は、よく組織化され、清潔で、とても礼儀正しくて友好的な人であふれている国です。日本人は、とても現代的だけれど、今でも日本人の伝統をとても尊敬していて、維持しています。食べ物、人々、建築、文化、施設は、本当に素晴らしいです。生の魚や蛸を食べることは、私の人生において考えたことがなかったですが、今は他の日本人と同じように美味しくそれらを食べることができます。私の経験の中で、いつもホテルのサービスがアジアの国々は欧米より良いですが、日本は一番良いです。一番のおもてなしは、ホテルのスタッフがチェックアウトのときにさよならと手を振ってくれることや、いつもお辞儀をしてくれたり、滞在中とても助けになってくれるので、私は一人ではないと安心できます。私にとって、日本は可能な機会があるときは初めに戻りたい場所であるでしょう。日本は、平和に調和されている中人々が住んでいる安全な国です。私はこの美しく素晴らしい国で本当に楽しみました。

自分の将来への影響について

私は静岡大学で私の滞在のどんなときも本当に楽しみました。研究室で面白い研究から私が会った素晴らしい人々と旅をした素晴らしい時間まで、このプログラムは私に素晴らしい経験を与えてくれたと私は考えます。私は近い将来似たような機会をつかみたいと思います。経験豊かな教授、とりわけ二又裕之教授に会ったことは、私は研究インターンシップや、次の段階で彼らのチームと同様に一緒に共同研究に貢献することを考えさせられました。
このプログラムは、私の研究分野の知識を高めるだけではなく、日本で私の毎日の生活を通して多くの手助けとなるものを与えてくれました。私はマレーシアのプトラ大学に帰る前に、もう一度素晴らしいおもてなしをしてくださったすべての人に感謝を述べたいと思います。会議はもちろん成功しました。そして私はプログラムの主催者に、特に国際交流センターの松田紀子教授とライアン優子教授に私はお祝いを述べたいです。

Siti Aqlima Ahmad

マレーシア プトラ大学 准教授

研究、日本滞在中の経験について

私は、11月29日から12月6日まで約8日間日本で過ごしました。11月30日に、静岡アソシアホテルで私はインターアカデミアアジア2015に参加しました。その期間「企業が求める人物像について考える-静岡大学アジアブリッジプログラムが目指すもの-」というシンポジウムがありました。一方夜には、私は歓迎とネットワーク懇親会に参加しました。企業と大学の間の新しいネットワークを持つことができたので、それはとても楽しいひと時でした。
12月1日私は静岡コンベンションセンターで、口頭研究発表とポスター発表を私は聞かなくてはならなかったので、インターアカデミアアジア2015に参加しました。私は、他の人達と研究でただ私の知識を共有する機会にいただけではなく、中国やインド、バングラデシュやベトナムのようなアジアの多くの地方や国際的な学生を知ることができたので、私はその時とても気分が良かったです。インターアカデミアアジアは、意見交換のための打合せと共に終了しました。(大学間の)学生の交換について、私の知識を高めることができたので、それはとてもよいセッションでした。私は次の三日間を静岡大学で過ごしました。
12月2日に私は二又先生の研究室に到着し、二又教授と田代准教授のような修士学生と同様に学部生も知ることができました。12月3日、私達は私の研究について、田代准教授、新谷准教授、金原教授と吉田准教授と議論しました。それは、環境細菌学と環境バイオテクノロジーに関して我々の経験を共有する素晴らしい経験でした。我々の議論は、特に汚染の分子研究とバイオレメディエーションについてでした。さらにまた、静岡大学で大学院生の修士や博士(PhD)の研究を行うために、学生を送ることによって彼らとの共同研究することに関する私の意見も言うことできました。

静岡大学について

静岡大学で学べたことは、非常に実豊かな経験でした。知識を増やせただ静岡大学は、とてもきれいで美しく快適な大学です。私は、大学のゲストハウスに2晩滞在した後に言えたことです。大学からの町への公共交通機関が効率的でよく機能的なのと同じくらいこちらの大学には施設が良く備わっていることもまた私は気付きました。そのような良い研究室の機器もあります。静岡大学の学生は英語が流暢に話せないコミュニケーションの境界線を持っているけれども、彼らはより詳細に学び議論する熱意を持っており彼らの中では高いレベルの修養があることを忘れてはいけません。私にとってそれは習うべき素晴らしい忍耐力の精神です。

日本について

私は3年以上日本に滞在していましたが、それは素晴らしい経験でした。日日本は清潔な環境と献身的な国民がいる現代的な国です。とても早い新幹線やとても快適で時間厳守なバスが示すように、とても良い交通機関や設備があります。私が行きたいところの方向を示すときに、日本の人々はとても手助けしてくれます。静岡浅間神社、城北公園や代々木公園のような歴史的な訪れるべき場所が沢山あります。食べ物はとても美味しく、特に魚介類はリーズナブルな値段で売られています。

自分の将来への影響について

静岡大学で特に二又教授、田代准教授と共同研究するために、経験は私を鼓舞する最も大切な要因です。私は、私の学生の何人かが、次の年にここで修士や博士の一部を成し遂げると確信しています。その共同研究と奨学金に関係したすべての講師と学生との打合せするために静岡大学に私は戻ってくることをまた願っています。私は、3月にプトラ大学と静岡大学の良い関係の再度の訪問をずっと待っています。この訪問は、大学間、国家間の関係を強化することと期待されます。私は、私の学生に静岡大学を奨励することを忘れないでしょう。

Mohammad Jellur Rahman

バングラデシュ工科大学 助教

共同研究の内容

  1. 超領域若手グローバル人材育成についての議論。BUET学生が博士学生や修士学生として静岡大学で学ぶために必要な条件について議論(アジア・ブリッジプログラムを含む)。
  2. 学部間協定に基づいた、実行計画について討論。
  3. カーボンナノ材料に関する研究協力計画についての議論。

相手先機関、所属、教員名、およびその特徴

バングラデシュ工科大学(BUET)・工学部(バングラデシュ国ダッカ市)。学部生と大学院生の合計は約5500名。5つの学部と5つの研究所があり、約600名の研究者が所属している。 工学部には、5つの学科がある(物理、数学、化学、化学工学、ガラス・セラミックス、金属・冶金、石油・鉱物) 。

これまでの共同研究の成果

  1. 2大学は、長年交流を行っている。BUETからこれまで5名博士課程学生が来た。
  2. 学部間協定に基づき、交換学生やナノ材料研究を行う計画を作っている。
  3. BUET-GSST フォーラムが2016.1.27に静岡大学にて行われた。BUETのDr. Md. Jellur Rahman が、「BUETの教育と研究」について発表した。
  4. 共著論文: M. F. Mina, T. Mieno, et al., Materials Letter 167 (2016) 58-60. 共著専門書(分担): Md. J. Rahman & T. Mieno, “Carbon Nanotubes – Current Progress of their Polymer Composites”, INTECH, (2016) (in press).

今回の渡航による進展

  1. BUET学生が静岡大学博士課程や修士課程で学ぶための条件を確認した。
  2. 炭素ナノ材料の共同研究計画を作った。

今後の展開

  1. 静岡大学はBUETから博士学生や修士学生が来られるよう、検討していく。
  2. 両者は、静岡大学のグローバル人材育成プロジェクトと共同研究に参加していく。両者は、両国の文化や教育制度を理解していく。

Kittipong Chainok

タマサート大学 助教

共同研究の内容

磁気分子の合成及びX線による分子構造の特徴づけ。

相手先機関、所属、教員名、およびその特徴

静岡大学理学部物理学科 海老原孝雄准教授

これまでの共同研究の成果

“Spin Crossover in Iron(II)-Schiff Base Complexes”という題での講演会を開催

今回の渡航による進展

共同研究のさらなる強化が図られた。

今後の展開

院生の交流を中心とした具体的な共同研究を行う可能性が強まった。

大矢恭久

静岡大学 学術院理学領域 教授

訪問期間

2016年1月26日~ 2016年1月31日

共同研究の内容

高エネルギー粒子照射環境下におけるプラズマ壁相互作用に関する研究
  将来の核融合炉では、プラズマ第一壁は高エネルギー粒子照射環境下に曝されるため、通常では考えられない照射欠陥などが導入と高温によるその成長・回復挙動が複雑に関連するとともに、燃料となるトリチウムが核反応で生成したヘリウムとの共存した条件で金属中に滞留する。そのため、核融合炉成立性を検討するためには、これらの機構解明研究が必要不可欠となる。静岡大学ではトリチウムや放射化物などの放射性物質を取り扱うことができるとともに、表面分析技術に特徴を有している。一方、サンディア国立研究所及びテネシー大学では高温プラズマ生成技術や水素透過分析技術に特徴を有しており、両者が共同研究を進めることにより、お互いの特徴を生かした、機構解明研究が加速的に推進できる。

相手先機関、所属、教員名、およびその特徴

サンディア国立研究所:Dr. Dean Buchenauer, Dr. Robert Kolasinski
プラズマ壁相互作用研究を中心に研究を進めている。特に、プラズマによる高熱・高エネルギー負荷による材料表面組成変化挙動に関して精力的に研究が進められている。

テネシー大学: Prof. Steve Zinkle, Assist. Prof. David Donovan
高温プラズマと材料との相互作用に関する研究に特徴を有しておる。特にProf. Steve Zinkleは材料照射挙動解析で世界トップレベルの研究者である。

これまでの共同研究の成果(共同執筆論文、共催シンポジウム等)

  • R. D. Kolasinski, M. Shimada, Y. Oya, D. A. Buchenauer, T. Chikada, D. F. Cowgill, D. C. Donovan, R. W. Friddle, K. Michibayashi and M. Sato, “A multi-technique analysis of deuterium trapping and near-surface precipitate growth in plasma-exposed tungsten”, Journal of Applied Physics 118 (2015) 073301.
  • R. D. Kolasinski, D. A. Buchenauer, R. P. Doerner, Z. Z. Fang, C. Ren, Y. Oya, K. Michibayashi, R. W. Friddle, B. E. Mills, “High-flux plasma exposure of ultra-fine grain tungsten”, International Journal of Refractory Metals and Hard Materials, to be submitted.(現在、査読中)
  • Yasuhisa Oya, Yuji Hatano, Masashi Shimada, Dean Buchenauer, Robert Kolasinski, Brad Merrill, Sosuke Kondo, Tatsuya Hinoki, Vladimir Kh. Alimov, “Recent progress of hydrogen isotope behavior studies for neutron or heavy ion damaged W”, Fusion Engineering and Design, to be submitted. (現在、査読中)
  • S. Sakurada, K. Yuyama, Y. Uemura, H. Fujita, C. Hu, T. Toyama, N. Yoshida, T. Hinoki, S. Kondo, M. Shimada, D. Buchenauer, T. Chikada, Y. Oya, “Annealing effects on deuterium retention behavior in damaged tungsten”, Nuclear Materials and Energy, to be submitted. (現在、査読中)

今回の渡航による進展

 プラズマ対向壁タングステンにおける水素透過機構解明研究では、ヘリウム存在下での水素同位体透過挙動評価を推進した。特に、ECRプラズマによるヘリウム照射を行うとともに、プラズマ照射による温度変化について測定を行った。今後、この試料を高温水素透過試験装置に導入し、水素透過挙動を調べ、これまで実施してきた非照射タングステン及び鉄イオン照射タングステンの結果と比較することにより、水素透過に及ぼすヘリウムの影響を明らかにする。

また、照射損傷導入によるタングステン中のトリチウム挙動評価について最近静岡大学で実施した研究結果について議論を行った。特に、高温では照射欠陥であるボイドスエリング現象により大幅な滞留量変化が予想される点を指摘され、今後これらの検証研究を共同で実施する計画である。

今後の展開

 次年度にはDr. Dean Buchenauer氏が本学へ来学希望されており、共同でプラズマ照射タングステン表面の分析を進めるとともに、照射損傷導入とヘリウム導入が水素挙動に及ぼす重畳効果について研究を進める。

二又裕之

静岡大学 教授

共同研究の内容

多種多様な微生物で構成されている微生物生態系を制御するためには、この複雑系を理解することが必要である。これまでの研究で、微生物種間相互作用が微生物生態系構築に極めて重要な因子であることが明らかとなっている。そこで本共同研究では、複数種の微生物を用いた合成微生物生態系を構築し、相互作用の観点から微生物群集の動態変化を理解することを目的とする。

相手先機関、所属、教員名、およびその特徴

Universiti Putra Malaysia, Tropical Agriculture Research Center, Fatma Azwani。
マレーシアの国立大学でありResearch Universityにも選抜されている。ポスドクおよび博士課程学生がそれぞれ約1000名を有し、国際ランキングで大凡650位にランキングされている。

これまでの共同研究の成果

Fatma Azwani Abdul Aziz*, Kenshi Suzuki, Akihiro Ohtaki, Keita Sagegami, Hidetaka Hirai, Jun Seno, Naoko Mizuno, Yuma Inuzuka, Yasuhisa Saito, Yosuke Tashiro, Akira Hiraishi and Hiroyuki Futamata* 2015. Interspecies interactions are an integral determinant of microbial community dynamics. Frontiers in Microbiology. Oct20; 6: 1148.doi: 10. 3389/ fmicb. 2015. 01148

今回の渡航による進展

共同研究先の研究室において、分離菌株の純粋状態を確認後、フェノールを唯一の炭素源とする連続集積純粋培養系を立ち上げることができた。

今後の展開

  • 供試菌株モニタリング用特異的プライマーの設計とPCR条件の検討
  • 供試菌株の純粋培養条件下での動力学的パラメーターの測定
  • 複合微生物系の構築と動態解析
  • 相互作用物質の解析

海老原孝雄

静岡大学理学研究科 准教授

共同研究の内容

強相関電子系における物質開発と新規物性開拓。

相手先機関、所属、教員名、およびその特徴

Thammasat University、 Materials Science Program, Department of Physics, Faculty of Science and Technology、Professors Sarute UMMARTYOTIN and Kittipong Chainok

これまでの共同研究の成果

タマサート大学での大学院生向けセミナー開催。

今回の渡航による進展

院生の交流を中心とした共同研究について議論を進めた。

今後の展開

院生の交流を中心とした具体的な共同研究を行う可能性をひらいた。

鈴木研志

静岡大学創造科学技術大学院自然科学系教育部 1年

今回の渡航で何を行いましたか

共同研究先にて分離株を用いて連続集積培養リアクターを構築し、運転を開始した。リアクターにおける菌密度測定、タンパク質解析、相互作用解析を行うための研究設備のセットアップを行い、解析条件の検討を行った。

その国の印象はどうでしたか

都市部では開発が進んでおり、他国と比較しても何ら遜色のない国であると感じた。地方では開発途上の場所が多くあり、特に電車のような公共交通機関が発達しておらず、個々で移動手段を持たなければ生活に不自由さを感じた。

共同研究の内容についてはどんな感想を持ちましたか

微生物生態系を理解し好適に制御するという共通意識のもと、それぞれの研究室の長所をいかした研究ができれば良いと感じた。一方で、共同研究先で行うことができる実験や、研究資材の取得の容易さといった点で、かなり実験を制限されてしまうため、詳細な解析等は当研究室にて行う方がよいと感じた。

今回の渡航が、自分の研究キャリアにどのような影響を与えると思いますか

短い滞在ではあったが、新しい研究の立ち上げや異なる研究環境での実験の実施を通して、今後、自身が海外でポスドクに挑戦した時をイメージすることができた。また、研究室を立ち上げるという、ポストを持つまでは体験することができない経験を積むことができた。今後の海外への挑戦に対する意欲の向上につながった。