[2017.03.08] 三部局が共同して開催する国際シンポジウム「2017 International Symposium toward the Future of Advanced Researches in Shizuoka University」が開催されました。

 静岡大学の研究と博士課程学生の教育を牽引している電子工学研究所、グリーン科学技術研究所および創造科学技術大学院の三部局が共同して開催する国際シンポジウム 2017 International Symposium toward the Future of Advanced Researches in Shizuoka University ~Joint International Workshops on Advanced Nanovision Science / Advanced Green Science / Promotion of Global Young Researchers in Shizuoka University~ が、平成29年2月27日静岡キャンパス、3月8日浜松キャンパスにて、2日間にわたり開催されました。本シンポジウムは、今年度第3回目にあたり『静岡大学における研究の将来ビジョンとグローバル化ならびに次世代を担う研究者の育成』を共通のテーマとし、学内外の研究者と若手研究者との交流を図ること、国際共同研究の推進、人材育成およびそのシステムの構築、本学の研究力アップを目的としており、創造科学技術大学院の「超領域分野における国際的若手人材育成プログラム」の一環として開催されました。

 平成29年2月27日(月)に静岡キャンパスで開催された国際シンポジウムには、6ヶ国(マレーシア、インドネシア、韓国、インド、ポーランド、中国)、9機関(マレーシア工科大学、ガ ジャマ ダ大学、インドネシア大学、MaChung大学、釜山大学、慶北大学、NIPER、Lodz工科大学、浙江大学)から25名の研究者や学生を招き、本大学からは、木村雅和副学長(研究・社会産学連携担当理事)、朴龍洙グリーン科学技術研究所長、原和彦創造科学技術大学院長をはじめ、教職員・学生を含め103名が参加しました。本シンポジウムでは、インドネシアのガジャマダ大学とDDPに関するMOAの調印式、 及びMTAの調印式が執り行われ、今後の更なる交流が確約されました。海外及び静岡大学の研究者による研究発表が、Greenbio Section、Environment and Energy Section、Nano-bio Section の3分野にわたって行われ、活発な議論がなされました。ポスター発表においては、Energy and Environment、Food Science、Green Science、Nanobiotechnologyの4分野にわたって57名の学生が発表し、国内外の研究者と学生が研究分野の枠を越えて交流し、多くの意見交換が行われました。

 平成29年3月8日(水)浜松キャンパスで開催された国際シンポジウムには、Imaging、Nanomaterial、Information Scienceを中心とする研究分野において、中澤篤志准教授(京都大学)、谷津田博美博士(日本無線株式会社)、Adisorn Tuantranont博士(Thailand Organic and Printed Electronics Innovation Center)、Kestutis Staliunas教授 (カタルーニャ工科大学)より招待講演をいただき、活発な討論が行われました。本学からは木村雅和副学長・理事(研究・社会産学連携担当)、三村秀典電子工学研究所長、原和彦創造科学技術大学院院長をはじめ、教員、学生・ポスドク、学外からの参加者などあわせて74名が参加しました。また、若手研究者や学生によるプレゼンテーション(17件)が行われ、日頃の研究成果を発表しました。

 2日間の両キャンパスにおけるシンポジウムにおいて、活発な研究交流および学生交流が促され、今後の静岡大学の国際的な研究力強化に繋がる大変良い機会となりました。これからも電子工学研究所、グリーン科学技術研究所および創造科学技術大学院が、静岡大学における国際教育・研究をけん引して、さらなる国際共同研究を推進し、研究力の強化とグローバル化ならびに次世代を担う研究者の育成を推進・展開していくことを約束しました。

開会挨拶の木村雅和副学長・理事(研究・社会産学連携担当)
静岡キャンパス集合写真
ガジャマダ大学とのMTAの調印式
左からグリーン科学技術研究所長朴龍洙教授、
インドネシア ガジャマダ大学バイオテノロジー研究所所長Siti Subandiyah教授
ガジャマダ大学とのDDPに関するMOAの調印式
左から創造科学技術大学院長原和彦教授、
インドネシア ガジャマダ大学バイオテノロジー研究所所長Siti Subandiyah教授
浜松キャンパス集合写真

[2016.12.09] インド工科大学ハイデラバード校N. Venkata Reddy研究開発長が創造科学技術大学院原和彦院長を表敬訪問されました。

 2016年12月9日(金)インド工科大学ハイデラバード校(以下IIT-Hと記載)のN. Venkata Reddy研究開発長が、静岡大学創造科学技術大学院原和彦院長を表敬訪問されました。Reddy研究開発長は、同年12月8日~9日開催の超領域研究推進本部国際シンポジウムの基調講演のために、創造科学技術大学院の「超領域分野における国際的若手人材育成プログラム」の活動の一環として、齋藤隆之教授(大学院創造科学技術研究部長兼超領域研究推進本部統括)と早川邦夫教授(創造科学技術大学院)によって静岡大学浜松キャンパスに招待され、今回の表敬訪問が実現しました。

 Reddy教授と早川邦夫教授は、機械工学の分野で15年来研究交流をされており、2015年3月には、早川教授の企画によってReddy教授が静岡大学(浜松)を特別講演のために来訪されたことがあります。また、今年の(2016年)2月には、早川教授と間瀬暢之教授(創造科学技術大学院)は、創造科学術大学院の紹介のためにIIT- Hを訪問し、大学間の交流を深めてきました。

 今回Reddy研究開発長と原院長、齋藤研究部長、早川教授、間瀬教授は、両大学間の今後の教育・研究面の友好関係の構築に向けて、積極的な意見交換、議論を行いました。今後も一層両大学間の交流の進展が期待されています。

左から早川邦夫教授、原和彦創造科学技術大学院長、N. Venkata Reddy研究開発長、
齋藤隆之大学院創造科学技術研究部長、間瀬暢之教授